院名:横浜いずみ泌尿器科 
住所:〒231-0053 神奈川県横浜市中区初音町3-63-3 3F 
電話番号:045-325-7787

男性更年期障害

加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)

加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)更年期障害は女性特有の疾患ではなく、男性にも起こります。更年期障害の原因は複雑であることが多く、ストレス性心身症やうつ病との鑑別も必要ですが、この中で、男性ホルモンの低下が原因となっている場合があり、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)と呼ばれています。30歳代から50歳代という幅広い年齢に起こり、単なる体調不良と見過ごされてしまうことがありますが、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を低下させ、お仕事にも支障を生じることがあります。

原因

加齢とともに徐々に男性ホルモンが減少する場合のほかに、ストレスや環境の変化により、血液中の男性ホルモンが急激に減少して強い症状が現れることもあります。他の病気が疑われていくつもの検査を繰り返してもわからなかった場合でも、男性ホルモンの検査で原因が判明することがあります。原因がよくわからない体の不調があるようでしたら、お気軽にご相談ください。

症状

男性に特有の症状

下腹部の不快感、性欲低下、勃起力低下、体毛が薄くなる、筋肉量の低下など

男女共通の更年期障害症状

ほてり、のぼせ、発汗、冷え、動悸、頭痛、めまい、耳鳴り、呼吸困難、肩こり、筋肉痛、関節痛、口内乾燥、便秘、下痢、食欲不振、全身倦怠感、頻尿、尿の勢いの低下、集中力低下、イライラ、不安、睡眠障害、うつ、物忘れなど

診察と検査

血液を採取して、男性ホルモン(テストステロン)の量を調べます。
他に、身体・精神・性機能に関する症状をチェックして判断します。
男性ホルモンには日内変動があるため、採血は午前11時前までに行う必要があります。初診の方はなるべく午前11時までの予約をお取りください。

Aging males’ symptoms (AMS)スコア

症状 なし 軽い 中等度 重い 非常に重い
点数 1 2 3 4 5
1 総合的に調子が思わしくない
(健康状態本人自身の感じ方)
2 関節や筋肉の痛み
(腰痛、関節痛、手足の痛み、背中の痛み)
3 ひどい発汗(思いがけず突然汗が出る、緊張や運動とは関係なくほてる)
4 睡眠の悩み
(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、浅い睡眠、眠れない)
5 よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
6 いらいらする
(当り散らす、些細なことに直ぐ腹を立てる、不機嫌になる)
7 神経質になった
(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない)
8 不安感(パニック状態になる)
9 からだの疲労や行動力の減退
(全般的な行動力の低下、活動の減少、余暇活動に興味がない、
達成感がない、自分をせかさないと何もしない)
10 筋力の低下
11 憂うつな気持ち
(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がない、気分のむら、無用感)
12 「絶頂期は過ぎた」と感じる
13 力尽きた、どん底にいると感じる
14 ひげの伸びが遅くなった
15 性的能力の衰え
16 早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
17 性欲の低下(セックスが楽しくない、性交の欲求が起きない)

訴えの程度 17-26点:なし、27-36点:軽度、37-49点:中等度、50点以上:重度

治療

治療男性ホルモンの補充や漢方薬による治療などを行っていきます。ただし、前立腺がんの治療を受けている場合には、男性ホルモン補充療法を行うことはできません。
カウンセリングなど精神的な部分に関するリハビリテーションを行う場合もあります。特に軽度の症状の場合には、カウンセリングが有効です。

男性ホルモン補充療法

男性ホルモンは性機能だけでなく、筋肉、骨、脊髄などのさまざまな臓器に作用し、大きな影響を与えています。男性ホルモンはアンドロゲンと呼ばれており、いくつかの種類に分けられます。テストステロンは、睾丸から分泌されるアンドロゲンで、ステロイドの1種です。テストステロンは骨や筋肉の維持や強化、動脈硬化予防などにも大きな働きを持っているとされています。
不足しているテストステロンを補充する方法には、注射剤、塗り薬、飲み薬などがありますが、日本ではおよそ2週~4週間隔での注射剤だけが保険適用となります。より長期間作用する注射剤や、塗り薬、飲み薬をご希望の方は自費診療で対応致します。

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