男性不妊について
8組に1組のカップルが不妊に悩んでいるとされています。この「不妊」は、妊娠を希望している男女が1年間避妊せずに性交をしているにもかかわらず、妊娠しないこととされています。不妊は、男性側、女性側、あるいはその両方に原因あるケースと、何も原因がないケースがあります。不妊の原因がある場合、その半分は男性側にあるとされています。
不妊の原因
造精機能障害
不妊の原因の約90%を占めます。精子の数が少ない・ないケースや、精子の運動性などの性状が悪いケースがあります。原因としては精索静脈瘤、停留精巣、おたふく後の精巣炎などがあります。ただし、特に原因がなく、精子が作られていないケースも存在します。
精路通過障害
精巣で作られた精子が通る精管などが詰まることにより、射精ができても精子が排出されないケースです。精液の成分の70%は精嚢液、30%は前立腺液で精子はわずか1%程度ですので、精液が出ていたとしてもその中に精子が含まれるとは限りません。精巣上体炎になったことがある方は、精管に閉塞が起こっている可能性があります。
性機能障害
セックスによる射精ができない状態で、勃起障害(ED)や膣内射精障害などがあります。ストレスや妊娠に関するプレッシャーによって起こる他にも、糖尿病など疾患が原因で生じているケースもあります。
加齢
男女とも、加齢によって妊孕性(妊娠する・させる力)は低下します。女性は30歳を超えた頃から自然に妊娠する確率は減っていき、35歳を過ぎると著明に低下しますが、男性は35歳頃から少しずつ精子の質の低下が起こるとされています。
不妊の検査(精液検査)
マスターベーションで採取した精液の精子数や運動率などを調べる検査です。初診日に問診と診察を行った後、検体提出日を予約し、採取容器をお渡しします。検体提出日は昼頃検体を持参いただきますが、この日は診察はありません。約1週間後に結果を聞きに来ていただきます。
検査では、精液の量、精子の数、精子の運動率、精子の正常形態率などを調べます。
検査では、精液の量、精子の数、精子の運動率、精子の正常形態率などを調べます。
当院の不妊治療について
マスターベーションで採取した精液の精子数や運動率などを調べる検査です。初診日に問診と診察を行った後、採取容器をお渡しします。検体提出日は昼頃検体を持参いただきますが、この日は予約は必要ありません。提出2日後以降で予約をとって結果を聞きに来ていただきます。
検査では、精液の量、精子の数、精子の運動率、精子の正常形態率などを調べます。